収支内訳書(不動産所得用)を作成する

個人事業主の白色申告を行うには、「収支内訳書」と「確定申告書B」の2種類の書類をまず作成する必要があります。
収支内訳書は、売上や仕入、経費などの合計がいくらか、最終的な利益がいくらかを記入する書類になります。

そのうち、「不動産所得」のある「収支内訳書(不動産所得用)」の作成について記述します。
不動産所得のない一般用の収支内訳書を作成したい場合は、「収支内訳書(一般用)」をご確認ください。

収支内訳書(不動産所得用)の1ページ目
損益計算書、損益計算書細目:不動産所得の収入の内訳、給与等を作成します。(0:00

収支内訳書(不動産所得用)の2ページ目
損益計算書細目:減価償却、修繕費の内訳、貸付不動産の保有状況、地代家賃等を作成します。(0:00

収支内訳書(不動産所得用)の各項目については下記の内容となります。

ページ 項目名 項目内容 備考
−1−
基本情報 申告者や事業の基本情報
損益計算書 1年間に発生した収益と費用を集計した表 日々の記帳に基づき自動で入力
土地等を取得するために要した
負債の利子の額
不動産所得の赤字のうち損益通算の対象にならない土地等を
取得するために要した借入金利子に対応する金額
不動産所得の収入の内訳 不動産による収入金額や保証金・敷金などの貸付物件ごとの内訳
給料賃金の内訳 従業員を雇っていた場合に支払った賃金の内訳
事業専従者の氏名等 家族を雇っていた場合の氏名や控除額
−2−
減価償却費の計算 固定資産の減価償却費(本年分の経費として計上する金額)の
計算
固定資産とその減価償却費に基づき
自動で入力
借入金利子の内訳 金融機関以外の借入金の利子について、その内訳
修繕費の内訳 建物の修理などの費用の内訳
貸付不動産の保有状況 貸している家・マンションの戸数・部屋数
地代家賃の内訳 事務所や倉庫など事業用物件の賃貸料(地代家賃)の内訳
税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳 税理士や弁護士等に支払った報酬の内訳
本年中における特殊事情 利益に非常に大きな増減があった場合に、その事情についての
説明

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